個人が銀行からお金を借りる場合はそれはそれは大変でした。
中小零細企業が借りる場合と、どっこい、どっこいって感じです。どっこい、どっこい!

 

あなたも想像できると思いますが、ほら、銀行の窓口の端っこに「ご融資」
とあって、そこに座って申し訳なさそうに個人ローンを使いたいと申し出たとします。

 

銀行の融資担当の男の人が(昔は男の人が多かった、今もかも)
「ウチの銀行に取引はあるのか」を聞いてから、その人の銀行口座の取引を
洗いざらい見ます。

 

本当に洗いざらいです。

 

何年前から取引をしているのか、お金の出入りと流れを見て、預金残高を見て
定期があればそれも見て・・・・

 

それから
何に使うのか?
いくらいるのか?

 

貸すか貸さないかもわからないうちに、
どうやって返すのか?
いつ返すのか?
返せる裏付けはなんなのか?証拠を見せられるのか?

 

保証人はつけられるのか?
担保はなんだ?

 

家族や親せきからは借りられないのか?
とか聞かれます。

 

その銀行との取引がなければ貸さないのが基本だし、
あったとしても、給料振り込みに使ってなければ、そ給料振り込みを
している銀行に言ったらどうか?とか失礼なことを普通に言います。

 

銀行ってね、決して自分のところだけは損をしないようにしています。

 

銀行は晴れの時に傘を差しだし、雨の時に傘を取り上げるのがその姿です
これは、悪口でもなんでもなくて、そうだからこそ信用を築けてきたのかも
しれないですね。

 

その銀行が「消費者ローン」に目をつけて、作ったのが「カードローン」なんです。
でも、肝心の無担保融資に対応する審査システムが脆弱←これって致命傷でしょ?

 

銀行と消費者金融の審査力の差は30年くらい前からまったく縮んでいないのが現実なので
消費者金融の持っている「スコアリングシステム」を使いたい!

 

そこで無担保の銀行カードローンの保証を消費者金融がすることになったんです。
消費者金融側は保証業務として、銀行から保証料をもらうので、もちつもたれつが
成り立つのです。

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